
こんにちは。かなラボ編集部です。
小学生のサッカーでクールダウンを取り入れたいけれど、どのような方法で行えばよいのか、何分くらい必要なのか迷いますよね。
練習後や試合後に軽いジョギングをするべきなのか、すぐにストレッチを始めてもよいのか、疲労回復やケガ予防に本当に効果があるのかなど、保護者や指導者が気になるポイントはたくさんあるかなと思います。
小学生のクールダウンでは、難しいメニューを完璧にこなすことよりも、呼吸と心拍を落ち着かせ、太ももやふくらはぎ、股関節を無理なく伸ばし、水分補給や補食、睡眠までつなげる流れを覚えることが大切です。
この記事では、小学生サッカーの練習後に取り入れやすいクールダウンの方法、静的ストレッチのやり方、疲労回復を助ける食事や入浴、毎回続けるための習慣づくりまで分かりやすく解説していきます。
- 小学生にクールダウンが必要な理由
- 練習後に行うジョギングとストレッチの順番
- 疲労回復を支える補食や水分補給の考え方
- クールダウンを無理なく習慣化する方法

小学生サッカーのクールダウン方法
小学生サッカーのクールダウンは、練習終了後に軽く動きながら心拍数を落とし、その後に静的ストレッチを行う流れが基本です。いきなり座り込んだり、反対に整理運動として再び全力で走ったりするのではなく、運動強度を少しずつ下げていきます。
ここからは、クールダウンを行う理由と、実際にグラウンドで取り入れやすい順番を具体的に見ていきましょう。
クールダウンが必要な理由
クールダウンの大きな役割は、激しい運動をしている状態から、日常生活に近い落ち着いた状態へ身体を段階的に戻すことです。
サッカーでは、ダッシュ、ジャンプ、キック、急停止、方向転換を何度も繰り返します。練習や試合が終わった直後は、呼吸が速く、心拍数も高いままです。太ももやふくらはぎ、股関節周囲にも張りを感じやすくなっています。
そこで、軽いジョギングやウォーキングを行いながら運動強度を下げ、呼吸が落ち着いてからストレッチに移ります。身体だけでなく、試合中の興奮や緊張を落ち着かせる時間としても使えますよ。
小学生のクールダウンで大切な目的
- 急に運動を止めず心拍と呼吸を徐々に落ち着かせる
- 練習後の筋肉や関節の状態を確認する
- 身体の張りや左右差に自分で気づけるようにする
- 水分補給や食事、睡眠へつながる回復習慣を作る
よくあるのが、クールダウンを行えば乳酸がすべて排出され、翌日の筋肉痛やケガを完全に防げるという考え方です。しかし、クールダウンだけですべての疲労や筋肉痛を防げるわけではありません。
軽い運動によって血流を保ちやすくなる可能性はありますが、翌日の回復には練習量、食事、水分、睡眠、体調なども関係します。クールダウンは万能な治療ではなく、身体を整えて次の回復行動へ移るための時間と考えるのが分かりやすいです。
また、クールダウンとクーリングは意味が異なります。クールダウンは運動強度を徐々に下げる整理運動であり、クーリングは氷のうや冷たいタオルなどを使って身体を冷やす暑熱対策です。暑い日は両方が必要になることもありますが、同じものではありません。
| 目安時間 | 行う内容 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 2〜3分 | ゆっくりしたジョギング | 運動強度を徐々に下げる |
| 1〜2分 | ウォーキングと深呼吸 | 呼吸と心拍を落ち着かせる |
| 5〜8分 | 下半身の静的ストレッチ | 張りや動かしにくさを確認する |
| 終了後 | 水分補給と必要に応じた補食 | 失った水分とエネルギーを補う |
時間はあくまで一般的な目安です。低学年の短い練習と、高学年が複数試合を行った日では、必要な内容も変わります。長く行うことよりも、短時間でも毎回続けることを優先しましょう。
試合後すぐに始めるのが基本
クールダウンは、基本的に練習や試合が終わった直後から始めます。身体が温かいうちであれば関節を動かしやすく、筋肉の伸びも感じ取りやすいからです。
試合終了後は、まず水分をひと口飲み、チームでゆっくりジョギングを始めます。いきなり地面に座って長時間休んだ後に、強いストレッチを始める必要はありません。
ただし、試合直後のミーティング、会場の撤収、次の試合への移動などで、すぐにクールダウンできないこともありますよね。その場合は、次のように分けても大丈夫です。
- 試合直後に2〜3分歩いて呼吸を整える
- 会場を出る前に太ももとふくらはぎだけ伸ばす
- 帰宅後に身体を温めてから短いストレッチを行う
毎回決められた時間どおりにできないからといって、クールダウンをすべて省略する必要はありません。その日にできる最小単位を残すことが、習慣化につながります。
体調不良やケガがある場合は整理運動より対応を優先します
強い痛み、腫れ、出血、頭部への衝撃、めまい、吐き気、意識がぼんやりする状態がある場合は、通常のクールダウンを続けないでください。安全な場所へ移動し、指導者や保護者が状態を確認したうえで、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
夏の暑い日は、炎天下でクールダウンを続けると体温が下がらず、かえって負担になることがあります。日陰や風通しのよい場所へ移動し、ユニフォームやビブスを緩めてから行うことが大切です。
冬は汗で濡れたウェアのまま長く過ごすと身体が急激に冷えます。ジョギングを終えたら上着を着る、汗を拭く、濡れたインナーを着替えるなど、季節に合わせて調整してください。
軽いジョギングで心拍を整える
試合後のジョギングは、速く走るためのトレーニングではありません。呼吸を整えながら身体を落ち着かせるための運動です。
強度の目安は、隣の選手と短い会話ができるくらいです。息が上がって話せない場合は速すぎます。小学生の場合は心拍数を細かく測るよりも、表情、呼吸、会話のしやすさを見た方が現場では判断しやすいかなと思います。
具体的には、グラウンドの外周やタッチライン沿いを2〜3分ほどゆっくり走り、最後の1分程度をウォーキングに変えます。呼吸が落ち着いてきたら、鼻から吸って口からゆっくり吐く深呼吸を行います。
ジョギングの強度を判断するサイン
- 肩に力が入っていない
- 足音が大きくなっていない
- 隣の選手と会話できる
- 徐々に呼吸が落ち着いている
- 終わった後にさらに疲れていない
低学年では、ただ外周を走らせるだけだと集中が切れやすいこともあります。その場合は、コーチの後ろをゆっくり歩く、ボールを手で渡しながら歩くなど、強度が上がらない工夫を取り入れてもよいでしょう。
一方で、ダッシュを入れた鬼ごっこやインターバルトレーニングは、クールダウンではありません。楽しそうに見えても心拍数が再び上がるため、整理運動として行うなら、歩く、ゆっくりスキップするなど、運動強度を確実に抑える必要があります。
クールダウンでは頑張らせるのではなく、頑張る状態から抜け出させることがポイントですよ。
静的ストレッチの正しいやり方
呼吸と心拍が落ち着いてきたら、筋肉をゆっくり伸ばして止める静的ストレッチへ移ります。
静的ストレッチでは反動をつけません。伸ばしたい姿勢を作り、痛みが出る手前の心地よい範囲で15〜30秒ほど保持します。時間はあくまで一般的な目安なので、低学年は10〜15秒から始めても構いません。
呼吸を止めると身体に力が入りやすいため、ゆっくり息を吐きながら伸ばします。「痛いけれど我慢する」のではなく、「筋肉が気持ちよく伸びている」と感じられる強さに調整してください。
- 勢いをつけて反動を使わない
- 他の選手と柔らかさを競わない
- 関節ではなく筋肉の伸びを感じる
- 左右を同じ姿勢で行う
- 痛みやしびれが出たら中止する
保護者や指導者が子どもの背中や脚を強く押す必要もありません。身体が硬い子を無理に深く曲げると、筋肉や関節へ余計な負担をかけることがあります。
小学生へのおすすめの声かけ
もっと伸ばしてではなく、息をゆっくり吐こう、痛かったら少し戻そう、どこが伸びているか感じてみよう、と伝えると力が抜けやすくなります。
静的ストレッチには、関節を動かせる範囲を保ち、身体の張りを確認しやすくする利点があります。ただし、ストレッチだけで翌日の筋肉痛やスポーツ障害を必ず防げるわけではありません。
練習量、休養日、睡眠、栄養、シューズ、成長の速さなどを含めて身体を管理することが大切です。
各部位の詳しい姿勢については、小学生のサッカー後に行うストレッチの基本でも詳しく解説しています。
下半身を中心に伸ばす部位
サッカー後のストレッチでは、太ももの前後、ふくらはぎ、臀部、股関節周囲を中心に行います。すべての筋肉を長時間伸ばそうとすると続きにくいため、まずはサッカーで負担がかかりやすい部位に絞りましょう。
太ももの前側
壁やチームメイトの肩につかまり、片脚の膝を曲げて足首を持ちます。かかとをお尻へ近づけ、太ももの前側を伸ばします。
このとき、膝が外側へ開いたり、腰を大きく反らしたりしないようにします。足首へ手が届かない場合は無理に引っ張らず、横向きに寝た姿勢で行っても大丈夫です。
太ももの後ろ側
片脚を前へ出してかかとを地面につけ、後ろ側の脚の膝を軽く曲げます。背中を丸めるのではなく、骨盤から上体を前へ倒す意識で太ももの後ろを伸ばします。
つま先へ手を届かせることが目的ではありません。膝の裏や太ももの後ろに無理のない伸びを感じれば十分です。
ふくらはぎ
壁に両手をつき、片脚を後ろへ引きます。後ろ足のかかとを床へつけ、つま先を正面へ向けたまま身体を前へ移動させます。
後ろ脚の膝を伸ばすと、ふくらはぎの上側を伸ばしやすくなります。膝を少し曲げると、アキレス腱に近い部分にも伸びを感じやすくなります。
臀部と股関節
地面に座り、片脚を反対側の脚へかけて膝を抱えます。背筋を伸ばしたまま、曲げた脚の方向へ身体をゆっくりひねると、臀部周囲を伸ばせます。
内ももを伸ばす場合は、足の裏を合わせて座り、背中を丸めすぎないように上体を少し前へ倒します。両膝を無理に地面へ押しつける必要はありません。
足首と足裏
足首をゆっくり回したり、足指を開いたり閉じたりする動きも、シューズの中で固まりやすい足部を確認する方法として取り入れられます。
ただし、足裏にゴルフボールなど硬い物を強く押し当てると、痛みが悪化することがあります。軽く転がす程度にとどめ、かかとや足裏に痛みがある場合は無理に刺激しないでください。
時間がない日の最低限メニュー
- 太ももの前側
- 太ももの後ろ側
- ふくらはぎ
- 股関節と臀部
左右15〜20秒ずつでも、毎回同じ順番で行うと覚えやすくなります。

小学生サッカーのクールダウン方法と習慣化
クールダウンは、グラウンドでストレッチを終えたら完了というわけではありません。水分とエネルギーを補い、入浴や睡眠によって身体を休ませるところまでが回復の流れです。
ここからは、成長期に気をつけたい痛みのサインと、家庭で取り組めるリカバリー方法を解説します。
疲労回復とケガ予防のポイント
小学生は大人より元気に見えるため、疲れていても翌日には走り回っていることがあります。そのため、保護者や指導者が「子どもはすぐに回復する」と考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、成長期の身体には大人とは異なる注意点があります。骨が成長する時期には、筋肉や腱の柔軟性とのバランスが変化し、同じ動作を繰り返すことで膝やかかと、腰などに負担が集中することがあります。
サッカーをする小学生で注意したい代表的な部位は、次のとおりです。
- 膝のお皿より下側
- かかとの後ろ側や足裏
- すねや足首周囲
- 太ももの付け根や股関節
- 腰の中央や左右
膝下に痛みが出るオスグッド・シュラッター病や、かかとに痛みが出るシーバー病などは、成長期にみられるスポーツ障害です。ただし、症状や原因は一人ひとり異なり、ストレッチだけで判断したり治したりすることはできません。
クールダウン中に身体の状態を確認し、「昨日より硬い」「右だけ痛い」「かかとをつくと痛い」といった変化に気づくことが早期対応につながります。
次の状態がある場合は練習量を見直しましょう
- 走ると痛みが強くなる
- 練習後も痛みが続いている
- 階段や日常の歩行でも痛い
- 腫れや熱感がある
- 痛みをかばって走り方が変わっている
- 数日休んでも改善しない
痛みがある状態で、硬いから伸ばせばよいと強いストレッチを行うのは避けてください。痛みを隠したまま練習を続けると、回復まで長い時間が必要になることもあります。
ケガ予防では、ストレッチだけでなく、練習時間、強度、試合数、休養日、グラウンド環境、シューズの状態なども確認する必要があります。クールダウンはケガを完全に防ぐ方法ではなく、身体の変化を早く見つける機会として活用しましょう。
痛みが強い場合や繰り返す場合は、整形外科、スポーツドクター、理学療法士などに相談してください。
練習後の補食で回復を促す
練習や試合の後は、身体を動かすために使ったエネルギーと、汗で失った水分を補う必要があります。
終了後すぐに夕食を食べられる場合は、必ずしも補食を追加する必要はありません。一方で、遠征先からの移動や夜間練習などで、食事まで1時間以上空く場合は、消化しやすい軽食を準備しておくと安心です。
補食では、エネルギー源となる炭水化物と、成長や身体の修復に必要なタンパク質を組み合わせます。
練習後に取り入れやすい補食例
- 鮭やツナのおにぎり
- バナナと牛乳
- パンとヨーグルト
- カステラと飲むヨーグルト
- 小さなおにぎりとチーズ
- 果物と無糖または低糖の乳製品
運動後30〜60分は補給を始めやすい目安ですが、その時間を過ぎたら意味がなくなるわけではありません。帰宅後の食事も含めて、一日全体で十分なエネルギーと栄養を取ることの方が重要です。
夕食では、ごはんや麺などの主食、肉や魚、卵、大豆製品などの主菜、野菜や汁物を組み合わせます。小学生の場合は、大人向けの高タンパク食や厳密な栄養比率をそのまま当てはめないようにしましょう。
プロテインやサプリメントは、すべての小学生に必要なものではありません。通常の食事で不足しているのか、食物アレルギーや持病がないかを確認せずに使うのは避けたいところです。
食事量が少ない、体重が減っている、疲労が長く続く、頻繁にケガをするなどの状態がある場合は、自己判断でサプリメントを増やすのではなく、小児科医や管理栄養士などの専門家へ相談してください。
水分と電解質を補給する
クールダウン中や終了後は、喉が渇いているかどうかにかかわらず、少しずつ水分を補給します。子どもは遊びやチームメイトとの会話に夢中になり、飲むことを忘れてしまうことがあります。
短時間の軽い練習や涼しい環境では、水や麦茶で足りることもあります。一方で、気温や湿度が高い日、発汗量が多い日、複数試合を行う日、長時間の活動では、糖質やナトリウムを含むスポーツドリンクを検討する場面があります。
ただし、スポーツドリンクは多く飲めばよいわけではありません。糖質を含むため、日常的に必要以上の量を飲み続けると、食事や歯の健康へ影響する可能性があります。
- 一度に大量に飲まず数回に分ける
- 練習前からこまめに水分を取る
- 暑さや運動時間に合わせて飲み物を選ぶ
- スポーツドリンク対応の水筒を使う
- 使用後は水筒を早めに洗って乾かす
夏の飲み物や水筒の選び方は、小学生サッカーの水筒選びと熱中症対策で詳しくまとめています。
頭痛や吐き気がある場合はクールダウンだけで様子を見ないでください
めまい、頭痛、吐き気、ふらつき、反応が鈍い、大量の発汗または汗が出なくなるなどの症状がある場合は、熱中症の可能性があります。涼しい場所へ移動して身体を冷やし、症状が強い場合や改善しない場合は医療機関や救急相談へつなげてください。
持病や食事制限がある場合は、飲料の種類や塩分量について主治医の指示を優先しましょう。
入浴で血流と睡眠を整える
練習後の入浴は、汗や汚れを落とすだけでなく、身体と気持ちを落ち着かせる時間にもなります。
日常的な疲労回復を目的とする場合は、熱すぎないお湯へ無理のない時間だけ入ります。熱いお湯へ長く入ると身体への負担が増え、入浴後も興奮した状態が続くことがあります。
小学生では、38〜40℃前後のぬるめのお湯を一般的な目安として、本人の体調や季節に合わせて調整するとよいでしょう。ただし、温度の感じ方には個人差があります。顔が赤くなる、息苦しい、気分が悪いと感じた場合は、すぐに浴槽から出てください。
練習後の入浴で意識したいこと
- 入浴前後に水分を取る
- 熱いお湯へ長時間入らない
- 食後すぐや体調不良時は無理をしない
- 就寝直前ではなく時間に余裕を持つ
- 痛みや腫れがある場所を強く揉まない
温水と冷水を繰り返す温冷交代浴や、冷たい水へ全身を入れるアイスバスは、日常的なクールダウンとして小学生全員が行う必要はありません。冷水による強い刺激で体調を崩したり、心臓や呼吸器へ負担をかけたりする可能性もあります。
打撲や捻挫などで痛みや腫れがある場合は、冷却が役立つケースもありますが、長時間の冷却や氷を直接皮膚へ当てる方法は避けましょう。ケガの種類によって対応が異なるため、指導者だけで判断せず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
筋膜ローラーやマッサージガンを使う場合も、強く当てれば効果が高くなるわけではありません。骨の出っ張り、関節、痛みや腫れがある場所への使用は避け、子どもだけで長時間使用させないようにしましょう。
十分な睡眠で体を回復させる
小学生の回復を考えるうえで、最も基本になるのが睡眠です。ストレッチや補食を行っても、就寝時間が遅く、睡眠が不足していれば十分な回復は期待できません。
6〜12歳の子どもでは、1日9〜12時間の睡眠が一般的な目安として示されています。必要な時間には個人差がありますが、朝なかなか起きられない、授業中に眠そう、休日だけ極端に長く寝るといった状態が続く場合は、平日の睡眠が不足している可能性があります。
夜間練習がある日は、帰宅後の予定を詰め込みすぎないことが大切です。夕食、入浴、宿題、ゲームなどをすべて遅い時間へ持ち込むと、就寝時間が後ろへずれてしまいます。
練習日の睡眠習慣
- 起床時間から逆算して就寝時間を決める
- 帰宅後の行動順を毎回同じにする
- 寝る前のスマートフォンやゲームを減らす
- 寝室を暗く静かな環境に整える
- 休日も起床時間を大きくずらさない
寝る直前まで試合映像を見たり、ゲームで興奮したりすると、身体は疲れていても頭が休みに入りにくいことがあります。就寝前は照明を少し落とし、軽い会話や読書など、落ち着いた時間へ切り替えましょう。
いびきが大きい、眠っている間に何度も呼吸が止まる、十分寝ても強い眠気があるといった場合は、睡眠時間だけの問題ではない可能性があります。気になる状態が続く場合は、小児科や睡眠を扱う医療機関へ相談してください。

小学生サッカーのクールダウン方法を習慣に
小学生サッカーのクールダウン方法で最も大切なのは、特別なメニューを一度だけ行うことではありません。練習や試合が終わったら、自然にクールダウンを始める習慣を作ることです。
私が育成年代で大切にしたいのは、子どもが指導者に言われたからストレッチをするのではなく、自分の身体を確認するために必要だと理解することです。
まずは、次の流れをチームや家庭で固定してみましょう。
| 順番 | 行動 | 子どもへの声かけ |
|---|---|---|
| 最初 | ゆっくり走って歩く | 話せる速さまで落とそう |
| 次 | 太ももとふくらはぎを伸ばす | 痛くない範囲で息を吐こう |
| 確認 | 痛みや左右差を確認する | 今日気になる場所はあるかな |
| 最後 | 水分と必要な補食を取る | 帰る前に少し補給しよう |
毎回10分以上確保できない場合は、5分でも構いません。大切なのは、時間がない日を理由にすべてやめないことです。
たとえば、練習終了後にチーム全員で2分歩き、太もも、ふくらはぎ、股関節を左右15秒ずつ伸ばすだけでも、クールダウンを行う流れは残せます。
低学年では、保護者やコーチが一緒に動いて見本を示します。高学年になったら、選手自身に順番を任せたり、当番の選手が進行したりする方法もよいでしょう。
家庭では、玄関に水筒を置く場所を決める、補食をすぐ取れるよう準備する、入浴と就寝の時間を固定するなど、子どもが迷わず動ける環境を作ります。
習慣化のための簡単な確認項目
- 今日はゆっくり歩いたか
- 太ももとふくらはぎを伸ばしたか
- 痛い場所がなかったか
- 水分と食事を取れたか
- 十分に眠れる時間を確保できるか
クールダウンの効果を細かく説明することも大切ですが、小学生の段階では、練習後に身体を整えるのは当たり前という感覚を育てることが何より重要です。
その習慣が身につけば、中学生や高校生になって練習量が増えたときにも、自分で疲労や痛みを確認し、必要な休養を選べる選手へ近づいていきます。
なお、この記事で紹介した時間、温度、睡眠時間などの数値は、あくまで一般的な目安です。年齢、成長段階、体調、運動量、持病によって適切な方法は異なります。
安全にクールダウンを行うために
痛みや体調不良がある場合は、記事の内容だけで判断せず、医療機関やスポーツ分野の専門家へ相談してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
参考にしたい公的・専門情報

