
こんにちは。かなラボ編集部です。
リフティングで足首の使い方がわからない、足首固定がうまくできない、角度が毎回変わる、足首を柔らかく使う感覚がつかめない。そんな悩み、けっこう多いですよね。
特に、足首を伸ばしたまま膝の曲げ伸ばしができないと、ボールを足首の曲げ伸ばしで上げようとしてしまい、インステップの面が不安定になります。その結果、ボールが回転する、前に飛ぶ、足首が痛い、すねや前脛骨筋が疲れる、ちょんちょんリフティングが続かない、といった問題につながりやすいです。
この記事では、リフティングで足首をどう固定するのか、足首の角度をどう作るのか、膝の曲げ伸ばしをどう使うのかを、かなり実践寄りに整理します。あなたが今つまずいている原因を見つけて、明日からの練習で直しやすくなる内容にしていきますよ。
- リフティングで足首を固定する理由
- 足首の角度と膝の曲げ伸ばしの関係
- ボールが回転する原因と直し方
- 足首や前脛骨筋が痛いときの考え方

リフティングと足首の基本
まずは、リフティングで足首がどんな役割を持っているのかを整理していきます。足首はただボールに当てる場所ではなく、ボールの方向、高さ、回転、タッチのやわらかさを決めるかなり大事なパーツです。
ここを曖昧にしたまま回数だけ増やそうとすると、力任せのリフティングになりやすいです。逆に、足首の固定と膝の使い方がわかると、少ない力でもボールが素直に上がりやすくなります。まずは基本からいきましょう。
足首を固定する理由
リフティングで足首を固定する一番の理由は、ボールに当たる面を毎回同じにするためです。ここ、めちゃくちゃ大事です。
リフティングは、足をただ上に振れば続く技術ではありません。落ちてきたボールの中心に対して、足の甲の面をどれだけ安定して出せるかが勝負です。足首がインパクトのたびにフニャッと動くと、ボールに当たる角度が毎回変わります。すると、真上に上げたいのに前へ飛んだり、手前に戻ったり、横へズレたりしやすくなります。
初心者のリフティングでよくあるのが、足首でボールをすくい上げようとする動きです。足首をクイッと曲げ伸ばししてボールを上げようとすると、一見うまくいきそうに見えます。でも、実際には面がブレやすく、力の方向も安定しません。足首だけで蹴ろうとすると、ボールの下側をなでるように触ってしまい、バックスピンがかかることも多いです。
リフティングで大切なのは、足首そのものを大きく動かすことではなく、足首で面を作り、膝の曲げ伸ばしでボールを上げることです。足首はハンドル、膝はエンジン。このイメージがかなり近いかなと思います。
足首固定の基本
- 足首はボールに当たる面を安定させる役割
- ボールを上げる力は膝の曲げ伸ばしで作る
- 足首を毎回動かすと角度がブレやすい
- 固定はガチガチではなくインパクトの瞬間に作る
ただし、固定といっても常に力み続けるわけではありません。ずっと足首に力を入れっぱなしにすると、タッチが硬くなりますし、前脛骨筋も疲れやすくなります。リラックスした状態から、ボールが当たる瞬間だけ面を作る。これがリフティングで使える足首固定です。
サッカーのリフティング全体の基本を先に整理したい場合は、サッカーリフティングのこつ初心者と小学生向け上達完全ガイドもあわせて確認すると、足の当て方や練習の流れがつながりやすいですよ。
足首の角度は何度がよいか
インステップでリフティングをする場合、足首の角度は下腿に対しておおよそ90度を目安にするとわかりやすいです。すねに対して足の甲が直角に近い形。いわゆる足首を立てる感覚です。
なぜ90度が目安になるのかというと、足の甲の面を地面と平行に近づけやすいからです。落ちてくるボールに対して、足の甲が斜めになっていると、ボールはその斜め方向へ飛びやすくなります。つま先が下がりすぎれば前へ飛びやすく、つま先が上がりすぎれば自分側へ戻りやすくなります。
もちろん、人によって足の形、靴の形、柔軟性は違います。なので、角度を数学みたいにきっちり90度に合わせるというより、ボールが真上に上がる足の甲の角度を探すことが大切です。目安は90度。でも目的は、ボールを真上に返すことです。
| 足首の状態 | 起こりやすいミス | 修正の考え方 |
|---|---|---|
| つま先が下がりすぎる | ボールが前に飛ぶ | 足首を少し立てて面を水平に近づける |
| つま先が上がりすぎる | ボールが手前に戻る | 足首を反らしすぎず甲の面を作る |
| 足首が緩みすぎる | 高さが出ない | インパクト時だけ軽く固定する |
| 足首を固めすぎる | タッチが硬くなる | 当たる直前までは力を抜く |
また、足首の角度は膝の角度ともセットです。膝が伸び切っていると、足の甲の面をボールに合わせにくくなります。反対に膝を曲げすぎても、足の位置が詰まりやすいです。最初は、軽く膝を曲げた状態から、ボールが当たる瞬間に膝をスッと伸ばすくらいが扱いやすいかなと思います。
リフティングは、足首だけで完結しません。股関節、膝、足首、足の甲がつながって一つの動きになります。だからこそ、足首の角度を意識するときは、同時に膝の曲がり方も見てあげると修正が早いですよ。
足首を柔らかく使うコツ
足首を固定すると聞くと、ガチガチに固めるイメージを持つかもしれません。でも、リフティングで本当に大切なのは、固めることと柔らかく使うことの切り替えです。
ずっと力を入れたままだと、ボールが足に当たった瞬間に強く跳ね返りすぎます。タッチが硬くなる感じですね。逆に、完全に脱力していると、ボールの重さに足首が負けてしまい、ボールが上がりません。だから、当たる前はリラックス、当たる瞬間だけ面を作る。この切り替えがポイントです。
イメージとしては、板ではなく軽いバネです。硬すぎる板だとボールが暴れますし、柔らかすぎる布団だとボールは跳ねません。足首はその中間。ボールを受け止めつつ、必要な分だけ上へ返す感覚です。
柔らかく使うための感覚づくり
- 足首を最初から強く固めすぎない
- ボールが当たる瞬間だけ面を作る
- 足首で蹴らず膝で軽く押し返す
- タッチ後に足の力を抜いて次に備える
練習前には、足首をゆっくり大きく回しておくのもおすすめです。右回り、左回りに数回ずつ。足首だけでなく、足の指や足裏まで軽く動かすと、足の甲の感覚も入りやすくなります。特に子どもは、足首を固定しようとすると全身まで固まってしまうことがあるので、先に動かしてから練習するほうが自然です。
また、裸足でボールを軽く触る練習も、足の甲のどこに当たっているかを感じやすい方法です。ただし、硬いボールで強く蹴ると痛めることがあるので、室内用の柔らかいボールや軽いタッチで行う程度にしてください。無理はしなくて大丈夫です。
足首を柔らかく使えるようになると、リフティングのボールが荒れにくくなります。高さも安定しやすくなりますし、次のタッチに入りやすくなる。回数を増やすうえで、かなり大きな差になりますよ。
膝の曲げ伸ばしとの関係
リフティングで足首の使い方に悩む人ほど、実は膝の使い方がうまくいっていないことが多いです。足首を固定しているつもりでも、ボールを上げる力を足首だけで作ろうとすると、動きが小さく不安定になります。
大事なのは、足首を伸ばした状態で力を入れ、その形を保ったまま膝を曲げ伸ばしする練習です。これができると、足首でボールをはじくのではなく、膝の動きで足の甲を下から持ち上げる感覚がつかみやすくなります。
たとえば、椅子に座った状態で足首を軽く立て、足の甲の面を作ります。そのまま膝だけを曲げ伸ばししてみてください。足首の角度が変わらず、膝だけが動けばかなり良いです。反対に、膝を伸ばすたびに足首がパタパタ動いてしまうなら、リフティング中も同じことが起きている可能性があります。
最初にやりたい分離練習
- 足首を軽く立てて足の甲の面を作る
- その角度を保ったまま膝だけを動かす
- 足首が一緒に動かないか確認する
- 慣れたら立った状態で同じ感覚を作る
サッカーでは、関節をバラバラに使う力がかなり重要です。足首は固定、膝は曲げ伸ばし、股関節はバランス調整。これらが同時にできると、ボールタッチが急に安定し始めます。
逆に、足首も膝も股関節も全部一緒に固まってしまうと、ぎこちないフォームになります。ボールが落ちるたびに身体ごと突っ込むような動きになりやすく、リフティングが続きません。うん、ここでつまずく子は本当に多いです。
リフティングの練習というと、ボールを使う時間ばかり増やしたくなりますよね。でも、足首と膝の分離がまだできていない場合は、ボールなしの動き作りを先に入れたほうが早いこともあります。地味ですが、効果はかなりあります。
インステップの正しい当て方
インステップリフティングでは、足の甲の中でも硬くて平らに使いやすい場所にボールを当てることが大切です。つま先に近すぎると面が小さく、ボールが手前に戻りやすくなります。足首に近すぎても、ボールを上げる感覚がつかみにくい場合があります。
目安としては、靴ひもの真ん中あたりから少し足首寄りの、足の甲で一番安定して使える場所です。ただし、足の形やシューズの種類によって感覚は変わるので、最終的にはあなた自身が真上に上がりやすいポイントを探すのが大事です。
インステップでボールを当てるときは、ボールの下側をすくうのではなく、ボールの真下に足の甲の面を置くイメージです。蹴るというより、落ちてきたボールを下から受けて、膝で軽く押し返す感じですね。
ボールの中心をとらえる意識
リフティングが安定しないときは、足首の角度だけでなく、ボールの中心をとらえられているかも確認してください。中心から少しズレるだけで、ボールは回転します。毎回スピンが強くかかるなら、足の甲の面が斜めになっているか、ボールの下側をこすっている可能性があります。
最初は、ボールを手で持って胸のあたりから落とし、ワンバウンドさせてから一回だけ蹴り上げる練習が良いです。何回も続けようとするより、一回の当たり方に集中できます。真上に上がったらキャッチ。これを繰り返すだけでも、かなり感覚が変わりますよ。
インステップで見るポイント
- 足首を立てて足の甲の面を作る
- ボールの真下に面を入れる
- 膝の伸びで軽く押し返す
- ボールに強い回転が出ないか確認する
強く蹴る必要はありません。リフティングで必要なのは、遠くへ飛ばす力ではなく、同じ場所に戻すコントロールです。最初は腰より低い高さでも十分です。高さを出そうとして足を大きく振るより、低くても真上に戻るタッチを増やすほうが上達につながります。
ちょんちょんの足首使い
ちょんちょんリフティングは、インステップよりもさらに細かい足首の安定が必要です。ただ、名前に引っ張られて、本当に足の指先でボールを上げようとすると難しくなります。指先ではなく、親指から中指の付け根あたりの硬い部分を使うイメージです。
ちょんちょんで多いミスは、足首をクイクイ動かしてボールを上げようとすることです。足首で連続してはじこうとすると、すぐに疲れますし、ボールの高さも安定しません。足首はある程度形を保ち、軸足や膝の小さな上下運動でリズムを作るほうが続きやすいです。
特に、軸足の使い方が大事です。軸足がベタッと止まりすぎても動きが硬くなりますし、逆に跳ねすぎてもボールとの距離が変わります。軽く膝を使って、身体全体で小さくリズムを取る。そこに足首の面を合わせていく感じです。
ちょんちょんリフティングの感覚
- 足の指先ではなく付け根付近で触る
- 足首を毎回曲げ伸ばししない
- 軸足の膝で小さくリズムを作る
- ボールを高く上げすぎない
ちょんちょんは小さい動きなので、回数が増えると上手に見えます。でも、最初から連続回数を狙いすぎると、フォームが崩れやすいです。まずは3回、5回、10回くらいで区切り、足首の角度とボールの位置を確認しながら進めるほうが良いかなと思います。
また、ちょんちょんの練習だけを長くやりすぎると、すねの前側が疲れやすくなることがあります。前脛骨筋に張りを感じる場合は、無理に続けず休憩を入れてください。リフティングは根性だけで伸ばすものではありません。身体の反応を見ることも練習の一部です。

リフティングで足首を鍛える練習
ここからは、足首の使い方を実際に改善するための練習に入ります。ポイントは、足首を強くすることだけではありません。足首を固定したまま膝を動かすこと、ボールがズレた原因を見つけること、痛みや疲れが出たときに無理をしないことです。
リフティングは反復練習が必要ですが、やみくもに回数だけ増やすと悪いクセも一緒に固まりやすいです。あなたの今の状態に合わせて、できる練習から入れていきましょう。
足を伸ばして力を入れる
リフティングで足首が安定しない場合、まず試してほしいのが足を伸ばして力を入れる練習です。これはボールを使わなくてもできます。
座った状態で片足を前に伸ばし、足首を軽く立てます。つま先を天井に向けすぎるのではなく、足の甲でボールを受けられる面を作る感覚です。その状態で、すねの前側に軽く力が入っているか確認してください。ここで使われるのが、前脛骨筋です。
この練習の目的は、足首を固める力を知ることです。リフティング中に足首がフニャッとなる人は、インパクトの瞬間にこの力が抜けていることがあります。反対に、最初から最後まで全力で固めている人は、すぐ疲れてしまいます。だから、軽く力を入れて面を保つ感覚を覚えることが大切です。
足を伸ばす練習の手順
- 椅子に座って片足を前へ伸ばす
- 足首を軽く立てて足の甲の面を作る
- すねの前側に軽く力を入れる
- 5秒キープして力を抜く
- 左右それぞれ数回ずつ行う
このとき、力を入れすぎて足がつるような感覚がある場合は、すぐにやめてください。あくまで一般的な目安として、軽い力で面を作れるくらいで十分です。痛みを我慢して行う練習ではありません。
慣れてきたら、足の甲に軽いボールやタオルを乗せて、落とさないようにキープする練習もできます。足首の角度を保つ意識が入りやすくなりますよ。ただし、重いものを乗せる必要はありません。目的は筋トレではなく、角度を覚えることです。
膝だけを曲げ伸ばす練習
次に大切なのが、足首の形を保ったまま膝だけを曲げ伸ばしする練習です。この記事の結論にかなり近い部分ですね。リフティングが続かない人は、足首の曲げ伸ばしでボールを上げようとしていることが多いです。そこを、膝の曲げ伸ばしに変えていきます。
座った状態で足を前へ伸ばし、足首を軽く固定します。その角度を崩さずに、膝をゆっくり曲げて、また伸ばします。ポイントは、膝を伸ばした瞬間に足首まで一緒に動かないようにすることです。足首は形を保つ。膝だけが動く。これができると、リフティングのインパクトがかなり安定しやすくなります。
立って行う場合は、壁や椅子に軽く手を添えてバランスを取ってください。片足を少し前に出し、足首の角度を作ったまま、膝を小さく上下させます。いきなり大きく動かす必要はありません。小さく正確に。これで十分です。
ボールありに進むタイミング
ボールなしで足首の角度を保てるようになったら、ワンバウンドリフティングに進みます。ボールを落として、ワンバウンドしたところを一回だけ足の甲で上げてキャッチします。このときも、足首で蹴り上げるのではなく、膝をスッと伸ばしてボールを上げる感覚を優先してください。
連続リフティングに入るのは、そのあとで大丈夫です。先に一回の質を上げる。これが本当に近道です。
おすすめの順番
- 足首を固定して足を伸ばす
- 足首を固定したまま膝だけ動かす
- ワンバウンドで一回だけ蹴る
- 真上に上がったらキャッチする
- 安定してから連続に進む
体幹や軸足がブレると膝の動きも安定しにくいので、身体全体の安定性も関係します。リフティング中に上半身が大きく揺れる場合は、サッカーをする小学生の体幹トレーニング効果と自宅法も参考になります。リフティングは足元の技術ですが、身体の土台が安定しているほうが練習しやすいですよ。
ボールが回転する原因
リフティングでボールがクルクル回転する場合、足首の角度か、当てる位置か、足の出し方のどこかにズレがあります。少しの回転なら自然に出ることもありますが、毎回強くバックスピンがかかる場合は修正したほうが良いです。
多い原因は、ボールの真下ではなく少し手前をすくっていることです。足首が反りすぎていたり、つま先が上を向きすぎていたりすると、ボールの下側をこするように当たり、バックスピンがかかりやすくなります。
また、足を前に振り出しすぎるのも原因です。リフティングは前に蹴る動きではなく、下から上へ返す動きです。足の甲が前方向に動きすぎると、ボールに前後の回転が入りやすくなります。足を大きく振るより、身体の近くでコンパクトに当てるほうが安定します。
回転が強いときのチェック
- 足首が反りすぎていないか
- ボールの下をすくっていないか
- 足を前に振り出しすぎていないか
- ボールの中心ではなく端に当たっていないか
- 膝ではなく足首だけで上げていないか
修正方法としては、まずワンバウンドで一回だけ蹴る練習に戻るのがおすすめです。連続でやりながら直そうとすると、原因が見えにくいです。一回だけ蹴って、ボールが真上に上がるか、回転が少ないかを確認してください。
ボールが無回転に近く上がったら、そのときの足首の角度と膝の使い方を覚えます。そこから2回、3回と増やす。急がなくて大丈夫です。リフティングは、回数よりも再現性です。
もしスマホで動画を撮れるなら、横から撮るとわかりやすいです。足首がインパクト直前に動いていないか、膝がまったく使えていないか、足が前に流れていないかを見てみてください。自分の感覚と実際の動きは、意外とズレています。そこに気づけると上達が早いですよ。
足首が痛いときの注意点
リフティングの練習後に足首が痛い場合、まず考えたいのは練習量とフォームです。足首を何度も曲げ伸ばししてボールを上げていると、足首周辺に負担がかかりやすくなります。また、足首を強く固めすぎたまま長時間練習すると、すねや足の甲まで張りやすくなります。
痛みがあるときに大事なのは、痛みを我慢して回数を増やさないことです。特に、ズキッとする痛み、腫れ、熱感、歩くと痛い、片足に体重を乗せにくいといった症状がある場合は、練習を続けないほうが安全です。
サッカーでは、足首の捻挫や足関節のつまり感、インピンジメントのような問題が起きることもあります。リフティングそのものは軽い練習に見えますが、同じ動きを何度も繰り返すため、足首や下腿に負担が積み重なることがあります。
痛みがあるときの目安
- 練習中に痛みが強くなるなら中止する
- 腫れや熱感がある場合は無理に動かさない
- 歩くと痛い場合は練習を休む
- 数日続く痛みは専門家に相談する
軽い張り程度であれば、練習量を減らし、足首やふくらはぎ、すね周りをやさしくケアすることが大切です。ただし、痛みの原因は人によって違います。自己判断だけで治そうとすると、長引くこともあります。
応急的には、練習直後に違和感がある場合、休む、冷やす、圧迫する、挙げるといった基本的な対応が選択肢になります。ただし、これも状態によって適切な対応が変わります。痛みが強い場合や不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
また、大会やチーム活動での参加可否、テーピングやサポーターの使用ルール、医療機関の受診案内などはチームや大会によって異なる場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
前脛骨筋が疲れる理由
リフティングで、すねの前側がパンパンになる人はかなり多いです。これは、足首を立てるために前脛骨筋が働いているからです。前脛骨筋は、すねの前側から足の内側に向かってつながる筋肉で、足首を上に持ち上げる働きがあります。
リフティングでは、足首をある程度固定して足の甲の面を作ります。そのとき、前脛骨筋がずっと働き続けます。特に初心者は、必要以上に足首へ力を入れがちです。すると、短時間でもすねが疲れやすくなります。
さらに、足首でボールをクイクイ上げようとすると、前脛骨筋の負担が増えます。足首の曲げ伸ばしを何度も繰り返すため、筋肉が休むタイミングが少なくなるからです。つまり、前脛骨筋が疲れる人ほど、足首で頑張りすぎている可能性があります。
前脛骨筋が疲れやすい原因
- 足首を強く固定し続けている
- 足首の曲げ伸ばしでボールを上げている
- 膝の曲げ伸ばしがうまく使えていない
- 軸足や体幹が不安定で余計な力が入る
- 練習量が急に増えている
対策としては、練習の合間に足首の力を抜くこと、回数を区切ること、膝でボールを上げる感覚に戻すことが大切です。たとえば、10回練習したら一度止まって足首を回す。すねに張りが出たら休む。これだけでも負担は変わります。
練習後は、すねの前側をやさしく伸ばすケアもおすすめです。正座の姿勢から無理のない範囲で足の甲を床につけると、すねの前側が伸びる感覚が出ます。ただし、足首や膝に痛みがある人は無理に行わないでください。ストレッチは気持ちよく伸びる範囲で十分です。
前脛骨筋の疲れを減らすには、筋肉を強くするだけでなく、使いすぎないフォームに変えることが重要です。足首は面を作る。膝で上げる。体幹と軸足で支える。この役割分担ができると、すねの疲れもかなり減ってくるかなと思います。

リフティングと足首のまとめ
リフティングで足首が大事なのは、ボールを強く蹴るためではありません。足首で安定した面を作り、ボールを真上に返すためです。足首の角度が毎回変われば、ボールの方向も高さも回転も変わります。だからこそ、足首の使い方を理解することが上達の近道になります。
一番のポイントは、足首の曲げ伸ばしでボールを上げようとせず、足首を固定した状態で膝の曲げ伸ばしを使うことです。足を伸ばして力を入れる練習、足首の角度を伸ばしたまま膝だけを動かす練習、ワンバウンドで一回だけ真上に上げる練習。この順番で進めると、足首の感覚はかなり整理しやすくなります。
また、足首固定はガチガチに固めることではありません。インパクトの瞬間に面を作り、当たったあとは力を抜く。柔らかさと安定の両方が必要です。ここができると、インステップの当たり方も、ちょんちょんリフティングのリズムも変わってきます。
ボールが回転する、前に飛ぶ、手前に戻る、足首が痛い、前脛骨筋が疲れる。こうした悩みは、足首だけの問題に見えて、実は膝、軸足、体幹、姿勢まで関係していることが多いです。リフティングは小さな技術に見えますが、全身の使い方が出る練習なんですよね。
この記事の要点
- リフティングでは足首で面を作る
- 足首のインパクト時はしっかり伸ばす
- ボールを上げる力は膝の曲げ伸ばしで作る
- 足首を動かしすぎると回転や痛みにつながりやすい
- 足首やすねの痛みがあるときは無理をしない
最後に、痛みや違和感がある場合は、練習を続けるよりも身体を守ることを優先してください。この記事で紹介した数値や練習量は、あくまで一般的な目安です。痛みの原因や適切な対応は人によって違うため、最終的な判断は専門家にご相談ください。チーム活動、大会参加、医療機関の案内などに関する正確な情報は公式サイトをご確認ください。
リフティングと足首の関係がわかると、ただ回数を追う練習から、うまくなるための練習に変わります。焦らず、足首の面と膝の動きを分けるところから始めてみてください。地味ですが、ここを直せると本当に変わりますよ。


